塾長がよくある英語の悩みに回答していきます!
もし、他に質問がありましたらコメント欄でお待ちしています!
- なんで英語の勉強をするんですか?(小学生の悩み)
- 英語の発音、学習する意味ありますか?(中学生の悩み)
- 大学入試共通テストに英文法は出ないなら、英文法を学ぶ必要はないのでは?(高校生の悩み)
- 学校の先生が「英文法は気にしないで、英語を楽しんだ方が英語がじょうずになる」と言います。本当ですか?(小学生の悩み)
- 僕は将来、日本の中で仕事をしたいのですが、それでも英語は必要ですか。(中学生の悩み)
- 入試科目の社会科の選択は、英語と関係ありますか?(高校生の悩み)
- be動詞、現在進行形など英文法の勉強は楽しくありません。(小学生の悩み)
- 熟語は、覚えなければいけないのでしょうか。(中学生の悩み)
- 学校の英語の先生が「音読をしなさい」と言いますが、音読は疲れるのでいやです。(高校生の悩み)
- 僕は定期テストが苦手です。学年順位で見ると、とても志望校にはいけなさそうです。(高校生の悩み)
なんで英語の勉強をするんですか?(小学生の悩み)
世界中に仲間をつくり、世界で活躍するためです。
世界の中で、日本語を話しているのは日本だけ。日本の外で日本語を話せる人は、ほんの一握りです。だから、将来、世界中に仲間をつくり、世界で活躍するためには、英語を学ぶことが必要になるのです。たとえば、野球の大谷翔平選手は最近、かなり英語がじょうずになっていて、監督やチームの仲間と英語で話しています。
あと、英語ができると、いろんないいこと(得すること)があります。高校入試、大学入試で英語は主要科目。英語ができないと、受験で希望する学校に行けなくなります。また、就職の時も、会社やお役所は、英語ができる人を採用します。仕事に英語が必要だからです。日本の中で英語ができる人は少ししかいないので、英語が得意な人は、給料をたくさんもらえることが多いです。
英語の発音、学習する意味ありますか?(中学生の悩み)
通じる英語を学びましょう!
発音はどうでもいい、と思って勉強している人の英語は、通じません。例えばcoffee。eeのところにアクセントをつけたうえで「コーヒー」と言っても、アメリカのレストランではWhat? と言われてしまい、通じません。アクセントはoのところ。そして、ffは、唇をかんで発音しないと通じないのです。
次に、発音ができない人は、自分の頭の中に正しい英語の音が入っていないので、リスニングもできない、ということになります。大学入試共通テストの英語は、200点のうち、100点がリスニングです。リスニングができない人は、共通テストの英語で高得点を取れない、ということになってしまいます。
発音をしっかり教えてくれる先生は、なかなか小学校、中学校、高校にはいないので、発音を直してくれる先生がいる塾を探しましょう。
大学入試共通テストに英文法は出ないなら、英文法を学ぶ必要はないのでは?(高校生の悩み)
英文法をやらないと、読む、聞く、書く、話す、の4技能すべてが伸び悩みます。
確かに共通テストには、直接英文法を聞く、という形式の問題は出ません。たとえば、空所補充や正誤問題など、見るからに英文法、という問題は出題されません。しかし、英文法が分からないと、読解問題の構文が取れない、リスニングの熟語や語法が分からない、書く時に自分の間違いを直せない、話す時に英語は口から出てくるけれど間違った英語になってしまう、ということになります。文法の勉強をおろそかにすると、難関高校、難関高校の入試のレベルには到達することができません。長文読解、リスニングの勉強と並行して、必ず英文法の学習を早い段階で積み重ねてください。
学校の先生が「英文法は気にしないで、英語を楽しんだ方が英語がじょうずになる」と言います。本当ですか?(小学生の悩み)
嘘です。英文法を学ばずに英語が上手になる人は、いません。
過去形、現在進行形、助動詞、というような英文法を学ばずに英語を上手になる人も、いないことはありません。毎日4時間~5時間、英語を聞くという生活をしていれば、重要な表現や単語を何千回も聞くことになるため、文法を学ばなくても英語が分かるようになります。みんなも、日本語をこのような方法で勉強してきたわけです。
しかし、このような英語環境にいる人は、アメリカやイギリスに住んで現地の学校に行っている人、または日本でインターナショナルスクールに行っている人だけ、ということになります。1日1時間程度で英語がうまくなりたい人は、絶対に英文法の学習が必要、と考えておいてください。
一部の学校の先生、塾の先生が「英文法はいらない」と言うのは、たぶん、その先生が英文法が苦手だから、です。
僕は将来、日本の中で仕事をしたいのですが、それでも英語は必要ですか。(中学生の悩み)
必要です。これからの日本で、英語が不要な仕事はほとんどありません。
ひと昔前、小学校の先生と地方公務員は英語ができなくてもなれる、つまり英語が苦手でも大丈夫、と言われていました。でも、今はどちらの仕事も、英語が必要になりました。小学校の英語ができない先生は、5年生と6年生の担任になれません。市役所の窓口には今、日本語が話せない人が毎日やってきて、いろんな質問をします。英語ができないと、市役所の窓口業務ができません。
各地の市役所で、どんな人を新規に採用しているのか、を細かく見てみると、英語ができる人を数多く採用しています。上の年代の公務員が、仕事をしながら英語の勉強をするのは難しいので、英語が得意な大学生を採用しようとしているのです。
先日、私の住むマンションで外壁の塗り替えなどの大規模改修工事がありました。ペンキ塗りをしていた人たちのうち、3~4人に1人は外国人で、チームのリーダーの日本人は、英語で指示を出していました。
英語ができなくてもいい仕事なんて、なくなりつつあるのです。
入試科目の社会科の選択は、英語と関係ありますか?(高校生の悩み)
世界史を選択すると、英語、そして国語の現代文でかなり有利です。
まず、文系の人は、私立の有力校の多くを受験するためには地理や政経ではなく世界史または日本史が必要になるため、このどちらか、ということになります。「日本史の方が、日本のことだけを学習すればいいので、日本史がいい」とアドバイスする先輩や先輩、お父さん、お母さんがいるかもしれません。
しかし、日本史は求められる知識が圧倒的に細かいので、高得点を取るのがかなり難しい科目です。一方で、世界史は中学の時にあまりなじみがない科目で、世界中を相手にしなければならないので、一見、難しそうに見えますが、基本を押さえてしまえば、そんなに細かい知識は必要ではありません。共通テストの平均点を安定して超えるくらいまで勉強が進めば、70点、80点、90点という具合に点数を伸ばすことができます。
また、英語や現代文の問題を解く時に、世界史の勉強のバックグラウンドがないと文章の内容が分からない問題がよくあります。ということで、文系でまだ科目を決めていない人には、世界史をおすすめします。
また、理系でも、一部の高校では、東大や医学部をめざすトップの理系の高校生が世界史を選ぶ、というところがあります。
be動詞、現在進行形など英文法の勉強は楽しくありません。(小学生の悩み)
楽しくなくても必要なので、がんばりましょう。
漢字の学習。算数の計算。楽しいですか? あまり楽しいという声を聞きません。楽しくなくても必要な学習なので、全国の小学生たちはがんばっているのです。
これからみんなは大きくなり、だんだん大人になっていきますが、その人生の中で、楽しくなくてもやらなければならないことは、実はたくさんあります。
お稽古事を見ても、楽しくない基本練習はいろいろあります。スポーツを習うと、ランニングをやらされることが多いのですが、ランニングはあまり楽しくないのでは? ランニングがない水泳でも「まず300メートル、泳ごう」ということになりますが、これは苦しくて、そんなの楽しくないのでは? ピアノの音階練習が楽しい、という人はあまりいません。これらのスポーツや音楽の基本練習は、楽しくはないのですが、上達するためには必要なので、コーチや先生は基本練習をさせるのです。
最後に。楽しいのか、楽しくないのかは、考え方次第です。英文法の勉強や単語の学習をする時、英語がじょうずになった自分を思い浮かべながらやると、少し楽しくなるかもしれません。
熟語は、覚えなければいけないのでしょうか。(中学生の悩み)
覚えなければいけません。努力するしかありません。
熟語は、単語と同じくらい重要です。熟語の多くは、丸覚えしないと読む時に意味が分かりません。また、英語を書いたり話したりする時、熟語をしっていると、かなり楽をすることができます。
例えば「彼は私のことをばかにした」を英語に訳す、という問題がテストに出た、とします。He made fun of me. これが唯一の解答です。make fun of という熟語を知らなければ、この問題は零点になってしまいます。
長文の中に出てきた熟語は、何度も音読して覚えましょう。ただ、それだけでは足りないので、熟語集を1つ、早めに仕上げましょう。上級レベルの勝負では、熟語を覚えているかどうか(書けるかどうか)でかなりの差がつきます。
学校の英語の先生が「音読をしなさい」と言いますが、音読は疲れるのでいやです。(高校生の悩み)
英語ができるようになりたいなら、音読をしてください。
音読は、音声を使ってやりましょう。音声とテキストを使った音読をすると、まず、英語を聞くのでリスニングができるようになります。また、学習した英語の長文、短文の音読を繰り返すと、英文の暗唱ができるようになるので、スピーキング、ライティングができるようになります。
また、音声のスピードでテキストを読むことになるので、リーディングの速読ができるようになります。つまり、音読は英語の4技能すべてを鍛える、すごい英語学習法、ということになります。
僕は定期テストが苦手です。学年順位で見ると、とても志望校にはいけなさそうです。(高校生の悩み)
定期テストの成績と受験は、直接的には関係はありません。
定期テストの成績は、良いにこしたことはありません。しかし、2つ、またはそれ以上、得意科目があれば、定期テストの学年順位よりも格上の大学に進学することは十分、可能です。文系なら英語と社会、理系なら英語と数学をまず、得意にしましょう。
オックスフォード学院の1期生。アラタ君は、市川高校在学中の3年間、400人いる同学年の中での席次は200番から250番くらいでした。2024年2月の東大入試で、市川高校の合格者は31人なので、普通に考えれば、上の半分に入っていなかったアラタ君は、まず東大は無理、と考える人が多かったはずです。
しかし、アラタ君は、英語と社会(日本史・世界史)を先取りして、英語と社会については全国で通用する力を持っていました。このようなパターンをつくれば、定期テストと大学受験は、必ずしもリンクしなくなります。
コメント
授業料はどこに書いてあるのですか?
大岡 様
ご質問を頂きありがとうございます。
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