【動画】赤門道場アラタによる具体的な英語の音読方法の実演解説

オックスフォード学院

「音読しろ」と言われても…

最近10年ほど、英語の先生たちは「音読をしなさい」と言うようになりました

しかし、ただ「音読をしろ」と言われても、何を、どのように読めばいいのかが分からない、という人がほとんどです。

河合塾では、数年前に「音読ルーム」と言われる個室が各校舎に設置され、僕が通っていた津田沼校にも10ほどのブースがあって、空きコマや授業後に英語の音読ができるようになっていました。僕は、この音読ルームをよく利用していましたが、僕以外、ほとんど使っている人はいませんでした

英語の音読は、何を、どのように読めばいいのでしょうか

単語集や700選の短文の音読

通っていたオックスフォード学院の塾長の指導で、2級の勉強をしていた小5のころから伊藤和夫先生の『新基本英文700選』の音読を始めました。

この本には、CDが2枚付属しているので、このCDを利用しつつ、700すべての例文を暗記することを目標に、700選の短文をひらすら音読しました。

700選を暗唱することにより、英文法の基本が固まりました。空き時間にCDをとにかく繰り返すことで、3カ月ほどで700選の暗記が完成したと思います。

短文の暗記は、この本のほかにも、英検準2級、2級、準1級の単語集の右ページに掲載されている短文の音読、暗唱も同じように繰り返しました。また、英作文の本の模範答案も、音読を繰り返すと、必ず成果が出る教材です。

英検過去問の長文、教科書も音読

長文の音読は、短文と同じような効果がライティング、スピーキングに出てくることに加え、英文を論理的に読むスタミナを鍛えたり難しい構文を取る訓練にもなります

僕は、長文については、英検過去問や、文単などの英検の参考書の長文を繰り返し音声を流しながらオーバーラッピング読み、シャドウイングをしました。

オーバーラッピングとは、音声と聞きながら、音声からは0.2秒ほど遅れて聞きながら大きな声で長文を読んでいく、という練習方法です。

シャドウイングとは、テキストを見ないでオーバーラッピング読みをする練習方法です。

英検対策書以外の長文としては、学校の教科書のクラウンや、長文の参考書などを、必ずCDやMP3を流しながら音読しました。

英語を体の一部にする練習

音読、そして書き写しという英語の勉強方法は、外国語を自分の体(脳)の一部にするための練習方法です。単語・熟語・文法・構文をしっかり把握したうえで、短文・長文の音読を繰り返して、時間を見つけて書き写しをするという勉強のおかげで、僕は高3で英検1級を取ることができました。

英語が得意になったため、東大のほか、早稲田の3学部・学科、慶應の1学科、上智の5学部・学科すべてに合格することができました。

英語と社会(日本史・世界史)の先取りが私立で勝つためには不可欠だと僕は考えていますが、英語はとにかく音読と書き写しです。社会がなぜ文系入試に重要なのか、については、回を改めて語ることにします。

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