AIを使って英検の過去問で音読しながら復習する方法

オックスフォード学院

英検の過去問を解いた後、復習で音読をやっていますか? 第1部の短文の穴埋め。長文。リスニング。解いたあと、何度も音読している人は、ごくわずかだと思います。

復習で音読をした方がいいに決まっているのに、なかなか音読できない。このように思っている人が、このチャンネルの視聴者の中にも多いのではないでしょうか。

英検の一次試験は筆記とリスニングに分かれています。筆記には音がついていないので、私はこれまでリスニングの放送文テキスト(スクリプト)の音読をするよう、自分の塾で指導してきました。そして、最近のチャンネルの動画で、過去問の中で音がついているリスニングの方を、たくさん音読するように皆さんに呼び掛けてきました。

最近、私は、このような指導について方針転換することにしました。筆記の音読も、ぜひやってください。その際、英語の読み上げアプリを使えば、MP3の音声を簡単に作成することが可能です。このMP3を使って、過去問の筆記パートを何度も音読しましょう。

良問がそろう英検過去問

どの級を見ても、英検の過去問は良問ばかりです。しかし、ほとんどの英検受験生は、過去問の復習をしません

英検の一次試験の過去問は、筆記とリスニングに分かれます。まず、筆記には短文の穴埋め問題、長文問題などがありますが、音声がついていないことがこれまでは最大の弱点でした。音声がない教材を自分から音読しつつ復習する英検受験生は、ほとんどいないのです。

それでは、英検受験生がリスニングの問題を復習するでしょうか。これまで、多くの英検受験生を教えた経験から、リスニングの問題を復習する人も、実はほとんどいません。

リスニングは、筆記と比べると若干、会話の問題が多いのですが、レクチャー形式の地の文の放送文テキスト(リスニング原稿)も一定量、あります。また、リスニングの内容のレベルは、少しだけ筆記よりも易しいのですが、この点は、リスニングには追い風です。つまり、若干易しいからこそ、リスニングに向いています。易しいからこそ、受験生が音読による復習をいやにならないのです。

最近の技術革新で状況が一変

以上のように、英検筆記の音読による復習の大きな壁は「読み上げ音声がない」ということでした。

しかし、このような状況が一変しました。

チャットGPTなどを利用すると、英検の文章を読み上げてくれて、その音声は簡単にMP3音源にすることができるのです。

これによって、筆記の長文の正誤問題の音声が手に入ることになりました。ということは、英検の過去問が「音声つき」になるのです。これは、画期的な英語教材の革命、ということができます。

カッコがある場合の対処法

次に、筆記試験の最初にある短文のカッコに正しい選択肢を入れる問題はどうでしょうか。また、長文問題でも、文章の途中に3カ所程度、カッコがあり、ここの正しい選択肢を入れる問題はどうでしょうか。

このような英検筆記の問題は、カッコに正しい言葉を入れたうえで、全文をパソコンに英語で打ち込んでしまえばいいと思います。

短文、長文をワードに打ち込むのは、確かに時間がかかりますが、この打ち込みの作業は、鉛筆やペンでの書き写しと同じように、英語のライティングの学習としての効果があります

打ち込んでしまえば、チャットGPTのような読み上げアプリが音源をつくってくれます。

なんと、赤本も音声つきの教材に!

今、この文章を書いていて気づいたのですが、同じような方法で志望校の赤本の英語の過去問も、音声つきにすることができます。

赤本についても、これまでは音声がないことが弱点でしたが、これからは簡単に音声を作成することができます。解いて、答え合わせをした後は、音声を使って音読する、という復習をすることができます。

あとは、みなさんがやるかどうか、です。

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